品種名
Blue Haze(ブルーヘイズ)
基本情報
サティバ優勢のハイブリッド
サティバの特徴であるエネルギッシュで精神的な高揚感を提供しつつ、インディカの持つリラックス効果も併せ持つため、バランスの取れた体験が可能です。
ハイブリッドであるため、日中の使用にも夜のリラックスタイムにも適しています。
THC含有量 : 18%〜24%
その強力な効果が期待できます。
高いTHC濃度は、特に熟練したユーザー向けですが、適切な量を調整することで初心者も楽しめるでしょう。
CBD含有量 : 0.1%〜0.5%
と低めで、主にTHC主導の効果が中心です。
ただし、少量のCBDが含まれているため、不安やストレスの軽減に寄与する可能性があります。
栽培難易度 : 中級から〜上級者
Blue Hazeは、高い品質を維持するためには適切な環境管理と経験が求められます。
特に湿度や温度の管理が重要で、病害に強いものの、過度の湿気や温度変化には注意が必要です。
はじめに
Blue Hazeは、その名前が示す通り、鮮やかなブルーの花と独特なヘイズの香りで知られています。
この品種は、カンナビスの愛好家たちにとって、フルーティーでスパイシーな風味とともに、爽やかでクリアな精神的な効果を提供します。
特に、創造力を高めたいアーティストや、集中力を必要とする人々に愛されています。
原産地
原産地は、オランダです。
オランダは、優れたカンナビス品種の育種と改良で知られており、特にアムステルダムは世界的に有名なカンナビスの中心地です。
この品種も、アムステルダムを拠点とする著名なブリーダーたちによって開発されました。
そして、彼らの高度な育種技術が、このユニークなハイブリッドを生み出しました。
歴史と起源
Blue Hazeの歴史は、1990年代に遡ります。
この時期、オランダではカンナビスの交配技術が急速に進化し、新しいハイブリッド品種が次々と誕生しました。
Blue Hazeもその一つであり、伝説的な品種であるBlueberryとHazeを親株として生まれました。
Blueberryは、アメリカのDJ Shortによって育成された甘いフルーティーな風味が特徴のインディカ品種であり、Hazeは1960年代にカリフォルニアで誕生したサティバ主導の品種です。
この二つの品種の優れた特性を掛け合わせることで、Blue Hazeは誕生しました。
その後、アムステルダムのコーヒーショップで急速に人気を博し、国際的にも広く知られるようになりました。
特性
その美しい外観と芳醇な香りで際立っています。
植物は、成長するにつれて青みがかった紫色のトーンを帯びることがあり、これは特に低温下で栽培されると顕著になります。
さらに、この品種は非常に密集した花を形成し、見た目にも美しく、収穫量も高めです。
香りはフルーティーでスパイシーなノートが特徴で、部屋中に広がるその香りは、多くのカンナビス愛好者を魅了します。
植物自体は、耐病性が高く、特にカビや虫害に強いため、室内外問わず優れたパフォーマンスを発揮します。
効能
Blue Hazeの効能は、精神的なクリアさと肉体的なリラックスを同時に提供する点で際立っています。
この品種は、エネルギーと集中力を高める効果があり、特に日中の使用に適しています。
そのため、創造的な作業や問題解決に取り組む際に最適です。
また、インディカの特性も備えているため、過度に刺激されることなく、適度にリラックスした状態を維持できます。
ストレスや不安の軽減に役立つほか、気分を高揚させ、幸福感をもたらす効果もあります。
Sativa Indica 割合
Sativa 70%
Blue Hazeは、70%のサティバ成分を含んでいます。
これにより、精神的なエネルギーと創造性が促進され、長時間の活動や集中力が求められるシチュエーションに適しています。
Indica 30%
インディカの割合は30%であり、リラックス効果や身体的な鎮静をサポートします。
このバランスが、Blue Hazeを特別な存在にしています。
サティバが優勢ですが、インディカの効果も無視できません。
サティバのエネルギッシュな効果が強く感じられますが、インディカのリラックス効果がそれを支え、過度の興奮を防ぎます。
香りとフレーバー
香り
Blue Hazeの香りは、成熟したベリーやシトラスの爽やかなノートが特徴です。
開花時には、これらのフルーティーな香りが室内を満たし、まるで新鮮な果物の中にいるかのような感覚を提供します。
さらに、スパイシーなハーブの香りが後から追いかけてくるため、香りの層が非常に豊かで複雑です。
フレーバー
その味わいは、ブルーベリーやレモンのような甘酸っぱいフルーツの風味に、シトラスのさっぱりとした酸味が加わった複雑なプロファイルを持っています。
吸引すると、口いっぱいに広がるこのフルーティーでスパイシーな風味が、独特の体験を提供します。
さらに、スモーク後の後味も良く、長時間楽しむことができます。
効果と体験
体感
Blue Hazeを使用した際の最初の体感は、脳を駆け巡るような覚醒感です。
エネルギッシュで前向きな気持ちが一気に広がり、心がクリアになっていく感覚を得られます。
効果
この覚醒感は、集中力を高め、クリエイティブな発想を促進します。
作業効率が向上し、特に創造的な活動や問題解決に最適です。
そして、その後に続くインディカの要素が、徐々に身体をリラックスさせ、心地よい安定感をもたらします。
身体的な緊張感が解消され、穏やかなリラックス効果が全身に広がります。
体験
Blue Hazeを使用することで、精神的な明晰さと身体的なリラックスが同
用途と医療
・ストレス解消
・不安症の軽減
・うつ病の緩和
・創造力の向上
Cannabis Cup受賞履歴
Blue Hazeは、複数のカンナビスカップで賞を受賞しており、その品質が高く評価されています。
具体的には、
・2010年: アムステルダムカンナビスカップで「ベストサティバ」部門の金賞を受賞。
・2015年: ロサンゼルスカンナビスカップで「最優秀品種」部門の銀賞を受賞。
これらの受賞歴は、Blue Hazeが世界中のカンナビスコミュニティで高く評価されている証拠です。
ブリーダー
Blue Hazeは、オランダの著名なシードバンクであるDutch Passionによって開発されました。
このシードバンクは、世界中で評価されている多くの優れた品種を手掛けていることで知られています。
主な品種
Dutch Passionは、Blue Hazeのほかにも以下のような有名な品種を開発しています。
Blueberry
フルーティーな風味と高いTHC含有量が特徴のインディカ品種。
Haze
スパイシーでエネルギッシュなサティバ品種。
Blue Dream
BlueberryとHazeの交配による人気のハイブリッド品種。
交配情報
親株
Blue Hazeは、BlueberryとHazeという二つの伝説的な品種の交配によって生まれました。
Blueberryは、豊かなフルーティーな風味と強力なリラックス効果が特徴で、Hazeはエネルギッシュでスパイシーな香りが魅力です。
これらの特性が融合することで、Blue Hazeは独自の風味と効果を持つことができました。
品種改良
Blue Hazeからは、いくつかの品種改良が行われています。
これにより、さらなる品質向上や新しい特徴が追加されています。
代表的な品種改良には、
・Blue Haze x Critical
高い収量とスムーズな育成が特徴。
・Blue Haze x Amnesia
より強力なサティバ効果が追加され、創造力をさらに引き出します。
これらの改良品種は、Blue Hazeの特性を生かしつつ、さらに魅力的な要素を加えています。
栽培情報
推薦環境
室内および屋外のどちらでも成功する品種ですが、室内栽培では特に優れたパフォーマンスを発揮します。
屋外で栽培する場合は、温暖な気候が最適です。特に、湿度と温度の管理が重要です。
温度:20-26℃
Blue Hazeの成長には、20℃から26℃の温度範囲が最適です。
これにより、植物は健全に育ち、最高の品質の花を提供します。
湿度:40-50%
湿度は40%から50%を維持することが推奨されます。
特に開花期には、過度の湿気を避けるために適切な湿度管理が重要です。
光周期:18時間/6時間(生育期) 12時間/12時間(開花期)
光周期は、成長期には18時間の光と6時間の暗闇、開花期には12時間の光と12時間の暗闇を維持することで、Blue Hazeの成長を最大限に引き出すことができます。
最後に
Blue Hazeは、その素晴らしい風味と効果で世界中のカンナビス愛好者に人気がありますが、日本国内では大麻取締法により、栽培、所持、使用は違法です。
したがって、日本国内での使用や栽培は法的に認められていません。
海外での使用や医療目的での利用を検討する場合は、法的な規制を十分に理解し、遵守することが重要です。