Gorilla Glue (ゴリラ・グルー)
Gorilla Glue(GG#4)は、リラックス効果で注目される品種です。特にリラックスしたいときやストレスを軽減したいときの使用が評判で、土っぽくてスパイシーな香りと甘いフレーバーも人気の理由です。栽培が初心者向けなのも、この品種の特徴です。
基本情報
タイプ: インディカ優勢ハイブリッド
Gorilla Glueはインディカ優勢のハイブリッド品種で、深いリラックス感と全身の鎮静効果をもたらします。特にリラックスやストレス解消を求める場面での使用に最適です。
Sativa/Indica 割合: 40%/60%
40%のサティバと60%のインディカが混合されています。この割合により、身体的なリラックスとともに、適度な精神的高揚感が得られます。
THC含有量: 25%
25%のTHC含有量により、強力なリラックス効果と高揚感を提供します。主に経験者向けで、特に高いTHC濃度に注意が必要です。
CBD含有量: 0.1%
0.1%のCBD含有量により、精神的な高揚感を伴う体験が得られます。リラクゼーションやストレス解消を求める用途に適しています。
テルペン: カリオフィレン, リモネン
カリオフィレンはスパイシーで土っぽい香りを持ち、リラックスと抗炎症効果をもたらします。リモネンは柑橘系の香りで、気分を高揚させる効果を提供します。
栽培難易度: 中級者向け
この品種は適度な手入れと安定した環境が必要です。特に中級者向けに適しており、湿度や温度の管理が重要です。
はじめに
Gorilla Glueは、2014年のCannabis Cupでその名を轟かせ、現在では世界中で人気を誇るストレインです。
強力な効果と特徴的なフレーバー、そしてその名に恥じない強力な粘着性のトリコームが特徴です。
この記事では、Gorilla Glueの特徴から栽培方法、医療用途、さらにその効果までを徹底解説します。
原産地と起源
Gorilla Glueは、アメリカのカリフォルニア州で誕生しました。
その起源は、
・Sour Dubb
・Chocolate Diesel
という3つの強力な親株の交配にあります。
この3つの親株が組み合わさることで、GG#4は強烈なハイブリッドストレインとして知られるようになりました。
歴史と交配情報
2014年に開催されたHigh Times Cannabis Cupでは、Gorilla Glueが複数の賞を受賞し、一躍スターダムにのし上がりました。
このストレインは、Josey WhalesとLone Watieによって開発され、名前の由来は、その強力な樹脂の粘着性が工具の「Gorilla Glue」に似ていることからです。
特にこのストレインは、その粘り強いトリコームが育成時や収穫後にも手に付くことで有名です。
特性と効能
Gorilla Glueは、消費者に深いリラックス感を与えることで知られています。
身体的な緊張をほぐし、ストレスを軽減する一方、頭はクリアで心地よい覚醒感を提供します。
さらに、これにより創造性も高まるため、クリエイティブな作業を行う際にも適しています。
香りとフレーバー
Gorilla Glueの香りとフレーバーは、ディーゼル、松、そして土のような香りが特徴です。
特に、Chocolate Dieselが親株の1つであることから、わずかにチョコレートの風味も感じられることがあります。
香り
ディーゼル系の強い香りと、土っぽいアーシーなノートが感じられます。
フレーバー
吸引時には、松のような爽やかな風味が広がり、後味にスパイシーなディーゼルと少しの甘みが残ります。
効果と体験
効果
Gorilla Glueは、非常に強力なリラックス効果を提供し、消費者を深い安らぎへと導きます。
鎮痛効果も強く、痛みや筋肉の緊張を和らげるため、夜にリラックスするために使われることが多いです。
体験
多くのユーザーは、最初に軽い頭の覚醒感を感じ、その後にゆっくりと身体に沈み込む感覚が広がると報告しています。
このため、映画を観たりリラックスして過ごす際に最適です。
医療と用途
・慢性的な痛み
・不安、
・ストレス
・不眠症
うつ病の症状を和らげるために使用されることが多いです。
特にその高いTHC含有量は、痛みの管理に効果的です。
また、神経系の緊張を緩和する効果が期待されます。
Cannabis Cup受賞履歴
Gorilla Glueは、複数のCannabis Cupで受賞歴を誇る、名実ともに一流のストレインです。
主な受賞歴
- 2014年 High Times Los Angeles Cannabis Cup ハイブリッド部門 優勝
- 2015年 High Times Jamaican World Cup ハイブリッド部門 優勝
- 2015年 Michigan Cannabis Cup 優勝
ブリーダーと品種改良
ブリーダー名
Josey Whales、Lone Watie
主な品種改良
Gorilla Glueの系統からは、GG5やGG1など、さまざまな品種が誕生しており、それぞれ異なる効果や特徴を持っています。
さらに、他の人気ストレインと交配され、新たなハイブリッドが誕生しています。
栽培情報
Gorilla Glueは、湿気の多い環境を好まず、湿度管理が重要です。
また、強い光を必要とし、屋内外問わず栽培が可能ですが、屋内栽培ではより高い収量が期待できます。
推薦環境
屋内栽培に適していますが、屋外でも乾燥した気候であれば良好な結果が得られます。
温度
20~25℃が理想的です。
湿度
生育期には40~50%、開花期には30~40%に設定することが推奨されます。
光周期
生育期: 18時間の光、6時間の暗闇
開花期: 12時間の光、12時間の暗闇
Hydroponics
水耕栽培にも適しており、成長が早く収量も多くなります。
Bio-organic
オーガニック栽培では、Gorilla Glue本来の風味とリッチなフレーバーを最大限引き出すことが可能です。
最後に
Gorilla Glueは、その高いTHC含有量と特徴的なフレーバーで、多くのカンナビスユーザーに支持されています。
リラックス効果とともに、痛みやストレスを軽減し、クリエイティブな活動を助けるハイブリッドストレインとして、医療・娯楽両面で幅広く利用されています。
日本国内での注意喚起
日本では大麻の所持・使用は厳しく規制されています。
日本国内でのカンナビスに関する活動は法律で禁止されているため、注意が必要です。
国内で使用できる合法的なCBD製品を選ぶことが、安全かつ合法的な選択肢となります。